ハィッ!こちら青森県弁護士会会長竹本です!

弁護士会って,何をしているところだろう…こんなところです! 会長って,どんな人だろう…こんな奴です!

弁護士や弁護士会…敷居が高いって感じたことありませんか?
数は増えたけど,使えないなあ…が,実感ではないですか?

皆様との,心のアクセスを近づける第一歩になりたい!
私たちのことを知ってもらいたい!
そんな思いから,このブログを始めてみました。

3月28日(火)

会長の二年間を振り返ってシリーズは続きます。

青森県弁護士会の会員は、優秀な方が多いです。私が検事をして全国を転々とした経験から、はっきり言えると思います。そんな中、私が会長をするのは、本当に申し訳なかったのですが、一つだけよかったことがあるとすれば、いろんな方と人懐っこくできたことだと思います。

青森県弁護士会は、ポツンと存在するわけではありません。日弁連、東北弁連といった組織とは、密に連携をとっていくことになります。二年間もいたからというのもあると思いますが、日弁連で出会った方、東北弁連で出会った方、いろんな方にかわいがってもらいました。会務に直結するということはないかもしれませんが、多くの情報や経験を教えていただきました。

他団体、特に法テラス関係では、日弁連の方も含めて、たくさん議論させていただきました。組織の話ですから、全てが表面化するわけではありません。実際には私の活動の何割かは、ここでの議論に充てられていました。でも、このような議論は、たくさん考える機会を与えてもらえるものであり、貴重な経験となりました。

会員のみなさまともそうです。
私は、期では51期と、まる18年の法曹ですが、弁護士としては、弁護士激増時代の会員と同じ世代、今でまる10年です。
中堅として、若手として、先輩からも後輩からも、多くの声をいただきました。
先日の法事に際しても、先輩からも後輩からも、なぜか会長の私に会場の確認の連絡がきていました。親しみやすさだけがとりえといいましょうか。

最後に市民のみなさまとも、いろんな形で関わることができました。市民のみなさまにとって、弁護士、弁護士会が少しでも身近になっていればなあと思います。


3月27日(月)

さあ、任期が終わるまで、あと平日五日を残すのみとなりました。

私が取り組みたかったことの一つに司法アクセスの改善があります。
その点では、任期中に鯵ヶ沢簡裁の管轄に、初めて法律事務所ができたことがありました。
青森県内の弁護士は、本庁支部レベルでは、ゼロワン地域がなくなっています。独立簡裁レベルでも、むつには複数の弁護士が活躍しています。鯵ヶ沢と野辺地の独立簡裁の管轄にはいませんでしたから、ゼロ地域が一つ減少したことは嬉しいことです。

また、県内の多くの自治体に出張相談に赴く体制も整備されました。法テラスと社会福祉協議会と三者協定を結び、より身近な相談を実現できるよう、努力しました。

県内のスタッフ弁護士の配置についても、県内の情勢をきちんと把握して、整備し直すこともできました。

また、このブログも、弁護士や弁護士会の敷居を低くしたいと思って始めたものでした。最近、ブログで弁護士の様々な仕事を知ることができたとの手紙をいただいたりすることがありました。話としてふられることもあります。ありがたいことだし、やっててよかったと思いました。少しでも市民のみなさんに、弁護士を知ってもらえたなら、こんなに嬉しいことはありません。

3月26日(日)

青森県弁護士会では、一月ほど前でしたが、平成29年2月20日、「いわゆる共謀罪法案の国会提出に反対する会長声明」を発出しました。

青森県弁護士会は、既に平成27年8月に、共謀罪法案に反対する会長声明を発出していました。共謀罪が、犯罪意思が具体的行為として外部に現れて初めて処罰の対象とする近代刑法の大原則に反すること、処罰範囲が著しく拡大するおそれがあること、言論の自由に多大な萎縮効果を及ぼすおそれがあること、がその理由です。

共謀罪法案が提出されそうになった段階で、これらの危険を今一度きちんと指摘して反対の意思を示すべきと考え、今回の会長声明を発することにしたのです。
弁護士会のホームページから確認できますのでみていただければと思います。

残念ながら共謀罪法案については先日、法案提出が閣議決定されました。法案が成立しないよう、みなさんにも協力していただければと思います。

共謀は、基本的にまだ主観、思いの段階です。具体的な危険な行為には、まだ一歩も進んでいない段階です。
犯罪は、共謀→予備・準備→未遂→既遂と進みます。刑法を勉強すると、「さつがなし、ほごしろ」というフレーズを耳にします。殺人(さ)、通貨偽造(つ)、外患誘致(が)、内乱(な)、私戦(し)、放火(ほ)、強盗(ご)、身代金誘拐・略取(しろ)、、、
刑法で予備・準備罪を特別に罰することにしているのは、これだけしかないのです。共謀の次の段階である、予備・準備に、進んだとして、ですよ!本来、刑罰は、このように謙抑的であるべきものなのです。そして、これらの罪については、その性質からして、未遂の前の段階で罰せられても仕方ないなあとみることができそうです。
共謀罪が予定している罪はいくつあるでしょうか?この法案は、この比較だけでも、こんなに危険なものだと実感できると思います。

十分な議論をせずに危険な法案を成立させてはならないことは、安保関連法案が物語っていると思います。南スーダンから撤退を余儀なくされたこと、記憶に新しいのではないでしょうか。

このページのトップヘ